むくみ(浮腫)、高脂血症、たんぱく尿を3大症状とする、ネフローゼ症候群は、幾つかのタイプにわかれ、それぞれによってその対処の仕方や予後は変わってきます。
比較的お子さんに多いとされる「微小変化型」の場合、ステロイド薬が有効なこともあり寛解率(かんかいりつ)は、ステロイド薬による治療だけでほぼ100パーセントという高い率を示しています。しかしその一方で、再発も約50パーセントという高い率を示しています。
一次性ネフローゼ症候群の他のタイプ(異常硬化型、膜型、細胞増殖型)や、二次性ネフローゼ症候群では、再発が少ない反面、ステロイド薬の効果が低かったり、糖尿病性腎炎によるネフローゼの場合のように、原因となった疾患である糖尿病を悪化させる危険があることからステロイド薬を使用できないということもあります。
いずれにしてもネフローゼ症候群の場合は、入院中はもとより、退院して社会復帰を目指すなかでも、医師の管理のもとでの長期的な対策、生活の改善およびその維持が必要となります。腎不全へ移行しないよう、定期的に医師の診察と検査を続けます。